フィリピン語(タガログ語)レッスン6

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はじめに
(レッスンの前にお読み下さい)


第6回『Squall』で学ぶ比喩・形容詞の強調表現

Lesson(Leksyon) 6-1

※『J−POPS 歌って楽しむフィリピノ語 Vol.2』第6章『Squall』より加筆修正のうえ引用
みなさんこんにちは。今週も雨のマニラからお届けしています。
今回の課題曲は、JAYのシブイボーカルが光る『Squall』。歌詞に現れた文法事項の中から比喩・形容詞の強調表現を学びましょう。
話してみよう / Basahin at pag-aralan
1.比喩(〜のように)
 比喩「〜のように」は、これまた洋の東西を問わずもっともよく使われる表現のひとつですね。比喩「〜のように」を表すおもな表現は「tulad ng〜:トゥーラッド ナン(グ)〜」、「katulad ng〜:カトゥーラッドゥ ナン(グ)」、「gaya ng〜:ガヤ ナン(グ)〜」などがあります。「tulad:トゥーラッド」、「katulad:カトゥーラッドゥ」、「gaya:ガヤ」はいずれも「〜のような」を意味する形容詞。また、「〜とがちがって」を表す「di- katulad 〜」もいっしょに覚えておきましょう。
 サナイ  マハリン  モ  ムリ  ナ  ガヤ  ナン(グ)  ダーティ
Sana'y
mahalin
mo
muli
na
gaya
ng
dati.
あの日のようにもう一度愛してくれたらなあ。
*dati(形)以前の

 バキット  イニワン  モ  アコ  マヤーマン  スィグーロ  シャ  アット  ディ カトゥーラッド  コ
Bakit
iniwan
mo
ako?
Mayaman
siguro
siya
at
di-katulad
ko.
何で君は僕を捨てたんだい? きっと彼氏は僕とちがって金持ちなんだろうな。

2.形容詞の強調表現
 続いて形容詞の強調を表す「なんて〜なんだろう」という強調の表現をとり上げます。「kay+形容詞の語根(意味の根幹を表す言葉)」のほかに、「ang(アン(グ))+形容詞の語根」、「napaka(ナパカ)+形容詞の語根」のスタイルが、強調の基本3文型とも呼べる代表的な文型です。
 ここで語根という言葉について少し説明しましょう。形容詞にかぎらずフィリピノ語のほとんどすべての単語は、語根といわれる意味の根本をなす言葉に接辞といわれる働きを表す言葉を加えることによって形成されています。語根自体が単独で使われることはあまりありません。たとえばみなさんよくご存知の 「maganda(マガンダ) : 美しい、きれいだ」 という形容詞を見てみます。
 この単語の語根は「ganda(ガンダ)」で、これは「美しさ」、「美しいこと」を意味します。ここに形容詞を形成することの多い「ma(マ)」という接辞が頭について「maganda(マガンダ)」となるわけです。ちなみにフィリピノ語の形容詞は「ma(マ)」で始まるものがほとんど、つまりほとんどの形容詞が構造的には「ma(マ)+語根」の形から成り立っています。
 視点を少し変えると、フィリピノ語のボキャブラリーを増やすこととは、語根に関する知識を増やすことといっても過言ではありません。
 語根に関する説明がやや長くなりましたが、ここで本題に戻って強調の3文型について例文を見てみましょう。
 カイ  ガンダ  ナン(グ)  ニン(グ)ニン(グ)  ナン(グ)  マタ  モ
Kay
ganda
ng
ningning
ng
mata
mo.
君の瞳のきらめきはなんて美しいんだろう
*ningning(名)輝き・きらめき、mata(名)目

 アン(グ)  イクリ  ナン(グ)  パルダ  モ
Ang
ikli
ng
palda
mo!
なんて短いスカートなの!
*maikli(形)短い、palda(名) スカート

 ナパカルン(グ)コット  ナン(グ)  ブーハイ  コ  パグ  ワラ  カ  サ  キン(グ)  タビ
Napakalungkot
ng
buhay
ko
pag
wala
ka
sa
'king
tabi.
君が僕のそばにいてくれなかったら、ほくの人生はなんてさびしいものだろう。
*malungkot(形)さびしい、buhay(名)人生、tabi(名) そば、 pag(接続詞)〜の時、〜ならば

Lesson(Leksyon) 6-2

知ってて得する熟語的表現〜イディオマティック街道を行く
 今回の『知ってて得する熟語的表現〜イディオマティック街道を行く』は「〜してよかった」というイディオムです。「Mabuti na lang at(マブーティ ナ ラン(グ) アットゥ) + 文」、「Mabuti pa(マブーティ パ) + 文」の文型がよく使われます。「Mabuti(マブーティ)」は形容詞で「よい」を意味しますが、「ma」のとれた語根形の「buti(ブーティ)」になることもよくあります。また、これらの文型は「〜したほうがよい」の意味で使われることもあります。
 マブーティ  ナ  ラン(グ)  アットゥ  ドゥマティン(グ)  カ
Mabuti
na
lang
at
dumating
ka.
あなたが来てくれてよかった。
*dumating(動)着く、来る

 マブーティ  ナ  ラン(グ)  アットゥ  ナグヒワライ  カヨ  ナン(グ)  ルカルカン(グ)  ガールフレンドゥ  モ
Mabuti
na
lang
at
naghiwalay
kayo
ng
luka-lukang
girlfriend
mo.
君はいかれたカノジョと別れてよかった。
*luka-luka(名)いかれた女(男の場合はluko-luko)

 マブーティ  パ  リグタス  カ
Mabuti
pa,
ligtas
ka.
君が無事でよかった。
*ligtas(形)救われた、危険を逃れた

では今日のレッスンはここまでにします。次回も引き続きマニラからお届けします。

ADMARS TGSでは、前述の人気J-POPをカタカナ読みのガイドで歌いながら、ついでにフィリピノ語の勉強もしてしまおうという新感覚のフィリピノ語楽習書『J-POPS 歌って楽しむフィリピノ語』Vol.1、Vol.2の他、ベストセラー『旅の指さし会話帳フィリピン』『恋する指さし会話帳 フィリピン語』 を執筆し、本講座のナビゲーターも務めるJessie Hakuno(日本人名:白野慎也 / はくのしんや)によるフィリピノ語の個人教授、グループレッスンを受け付けています。レッスンご希望の方は下記の連絡先まで気軽にお問い合わせ下さい。
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